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イラストの商用利用はどれくらいかかる?用途別の相場と依頼時のポイント

イラストを商用で使いたいとき、どれくらいの費用がかかるか気になりますよね。用途や権利、それに依頼先で価格は大きく変わります。ここでは代表的なケースごとの相場感や料金が変わる理由、交渉時に見ておきたいポイントをわかりやすくまとめます。じっくり読めば、おおよその見当がつきやすくなりますよ。

目次

イラストの商用利用にかかる相場は用途別でおおむね次の通り

イラストの商用利用料金は用途によって幅があります。小さなSNSのアイコンから全国規模の広告まで、使い方で求められる権利範囲や制作時間が変わるためです。ここでは代表的な用途ごとの目安を示しますので、自分の使い方に近い項目を参考にしてください。

SNSアイコンは数千円から

SNSアイコンはサイズが小さく、使用範囲も限定されやすいため、比較的安価に依頼できます。個人のプロフィールや小規模なビジネス用なら、数千円から1万円程度のケースが多いです。描き込みやポーズが複雑だと料金は上がりますが、基本はワンポイントの顔アップなど短時間で描けるものが中心になります。

企業アカウントやブランドで長期間・多数のアカウントに使用する場合は、追加の使用料やライセンス契約が必要になることがあります。その場合は個人利用より高めに設定されるため、依頼前に「商用利用の範囲」を明確に伝えて見積もりをもらいましょう。

フリーランスのイラストレーターとやり取りする場合、修正回数やデータ形式(透過PNGやPSDなど)も料金に影響します。制作側のサンプルや過去の実績を見て、仕上がりのイメージをすり合わせると安心です。

YouTubeサムネは1万円前後が多い

YouTubeのサムネイル用イラストは視認性やインパクトが重要で、サムネ構図や文字入れ、複数パターンの制作などが求められます。個人クリエイター向けの依頼では1万円前後が目安になることが多いです。簡単なキャラ+背景の1点であればこのくらいですが、複数サムネや高頻度での依頼だとボリュームディスカウントや定期発注の契約を結ぶこともあります。

チャンネル規模が大きくてサムネの統一感が重要な場合は、キャラクターデザインのルール作りやテンプレート化も発注項目に含めると良いです。そういった追加作業は別料金になるため、初回見積もりで範囲をはっきりさせておくとトラブルを避けられます。

納品形式や文字配置レイヤーの有無も確認しましょう。自分で最終調整するならレイヤー付きPSDを依頼すると便利ですが、データ提供に対して追加料金が発生することがあります。

書籍表紙や雑誌は数万円から

書籍の表紙や雑誌の表紙・挿絵は、印刷向けの解像度や構図の検討、版元や編集部とのやり取りが発生するため料金が上がります。著者個人の同人誌レベルから商業出版まで幅がありますが、商業出版向けの表紙(カバーイラスト)は数万円から十数万円になることが多いです。

表紙は書店やオンラインで目立つ必要があるため、ラフ提出→修正の回数が増えやすく、著者や編集部の要望に合わせた調整が求められます。挿絵の場合は1点ごとに課金されるケースが一般的です。複数ページにわたる装画や巻頭特集の仕事だと、さらに高額になりますので見積もり時にページ数や用途を細かく伝えてください。

印刷物は色校正やトンボ、塗り足しなど印刷前準備も必要になるので、入稿データ作成に対応しているかも確認しておくと安心です。

広告や企業案件は数十万円になることも

広告や企業のキャンペーン用イラストは使用範囲が広く、予算も大きくなる傾向があります。大手企業の全国広告、テレビCM、屋外看板などで使う場合は数十万円〜数百万円というケースもあります。これは使用期間や地域、露出量によって使用料が高めに設定されるためです。

企業案件では著作権の扱いや二次使用の条件、独占利用の有無が重要になります。独占的な使用を求められると、著作権譲渡や高額なライセンス料が発生するため、契約書で範囲を明確にしておく必要があります。

発注側は目的や想定露出を細かく伝え、複数案や修正回数の条件も最初に決めておくとスムーズです。イラストレーター側は納期やスケジュール管理の余裕も考慮して見積もりを提示します。

使用範囲で料金が大きく変わる

同じ絵でも、使う場所や期間、地域によって料金は大きく変動します。例えば個人のSNSで使うだけなら安く済んでも、商品パッケージや大量印刷で使うとなれば追加料金が発生します。ここではどういう条件で金額が上がるかを押さえておきましょう。

使用範囲の例を箇条書きで示すと分かりやすいです。

  • 使用媒体:SNS / 印刷物 / 広告 / 商品パッケージ
  • 使用地域:国内限定 / 海外展開
  • 使用期間:1年 / 永続
  • 独占性:非独占 / 独占

これらの項目を明確に伝えるだけで見積もりが具体的になります。納得いく取引にするために、依頼時に用途を詳しく説明してください。

用途別に見る相場と価格が変わる理由

用途が違うと何が変わるのかを掘り下げます。制作時間だけでなく、権利処理や使用の幅が価格に影響します。ここでは用途ごとの事情を順に見ていきましょう。

アイコンやプロフィール画像の相場

SNSアイコンは制作時間が短く、用途が限定されるため手頃です。個人用であれば数千円から1万円程度が多いです。イラストのスタイルや詳細度、修正回数によって上下します。

企業や複数アカウントで使う場合は商用料金が加わるため高めになります。透過PNGや複数サイズでの納品を求めると追加料金になることもあるので、必要な納品形式を事前に伝えておくと見積もりが正確になります。

サムネやバナーの相場目安

YouTubeサムネやウェブバナーは視認性が重要で、文字の配置やデザイン調整が入ることが多いです。個人用途であれば1万円前後、企業利用や複数パターンだと2万円〜など上がります。アニメーションや複数サイズを含むとさらに高くなるため、ワークフローを確認しましょう。

書籍表紙や挿絵の相場

書籍表紙は編集部とのやり取りや印刷入稿対応が伴うことが多く、数万円から十万円台が一般的です。挿絵は点数ごとの単価設定が多く、レイアウトやトーン指定に応じて価格が変わります。商業出版か同人かでも相場が変わります。

広告や商品タイアップの相場

広告や企業タイアップは使用範囲が広く、露出が大きいほど料金が上がります。数十万円〜数百万円の幅があり、独占契約や長期間の使用で高額になります。契約で使用範囲と二次利用の取り決めを明確にしましょう。

グッズ用イラストの相場

Tシャツや缶バッジなどグッズ向けは、版権処理や製造ロットによって料金が変わります。1点イラストでの単発利用なら数千円〜数万円、量産・商品化での通常販売となるとライセンス料が加わるため高めになります。ロイヤリティ制を採るケースもあります。

ゲームや立ち絵の相場

ゲームのキャラクターや立ち絵は作業量が多く、表情差分や装備差分、各解像度対応などで料金が増えます。数万円〜数十万円、規模の大きな案件ではさらに高くなることが一般的です。継続的な発注や大規模開発では契約条件に注意が必要です。

権利やライセンスで差が出る料金の見方

イラスト料金は権利関係が大きく影響します。使用範囲、期間、独占性などをどう扱うかで金額が変わるため、契約前に確認しておきましょう。

商用利用の範囲をどう定義するか

「商用利用」は広い概念です。単に収益化されたSNS投稿も含まれる場合がありますし、商品に使う場合は明確に商用利用とされます。依頼時にはどの媒体・どの程度の収益関係で使うかを具体的に伝え、イラストレーターと合意を取ってください。

使用媒体のリストや想定される露出(例:全国放送、店舗展開、ECサイト)を示すと、適切なライセンスを提示してもらいやすくなります。

二次使用料はどのケースで増えるか

一次使用(最初に提示した用途)以外で使う場合、追加の二次使用料が発生します。例えばSNSアイコン用に頼んだ絵を商品パッケージに流用する場合などです。二次使用の可能性があるときは、初回契約で包括的なライセンスを取るか、後からの追加料金を想定しておくと安心です。

料金が上がる代表例は次の通りです。

  • 別媒体での使用(印刷→広告など)
  • 広告での大規模露出
  • 海外展開や翻訳版での使用

期間や地域の指定で変わる料金例

使用期間が長いほど料金は上がります。1年間限定と永続利用では価格が大きく変わります。また、国内限定のライセンスと全世界ライセンスでは後者の方が高額です。短期キャンペーンであれば安く済ませられることもあるため、予定期間をはっきり伝えましょう。

地域指定の例:

  • 国内限定(低め)
  • 指定地域(中間)
  • 全世界(高め)

著作権の譲渡に伴う費用の目安

著作権譲渡は高額になりやすく、業界では特に慎重に扱われます。譲渡を求めると、通常の使用料に加えて譲渡手数料が発生します。小規模案件で譲渡を求めることは少ないですが、企業が永久的かつ独占的に使いたい場合は契約書で取り決め、数十万〜数百万円の単位になることもあります。

譲渡以外に、独占ライセンスや期間限定の包括ライセンスなど、譲渡ほど高額ではないが利用範囲を広げる選択肢もあります。

JIAなどの相場表の使い方

日本イラストレーター協会(JIA)などの相場表は、基準として参考にできます。業界基準を知ることで適切な予算感を持てますが、最終的な価格は案件ごとの条件で決まるため、相場表は目安として活用してください。相場表を基に見積もり交渉を行うと、提示価格の妥当性を判断しやすくなります。

依頼先別の相場と発注時に見るべきポイント

依頼先によって価格や対応の仕方が変わります。ここでは代表的な依頼先ごとの違いと、見積もり比較で見るべきポイントをまとめます。

ストック素材を買う場合の費用感

ストック素材は即購入でき、ライセンスも明確なので手軽です。数百円〜数千円で買えるものが多く、小規模な利用には向いています。ただし独自性が低く、同じ素材が他でも使われる可能性があります。使用範囲を事前に確認し、必要なら拡張ライセンスを購入しましょう。

個人のイラストレーターに依頼する場合

個人に頼むと柔軟な対応が期待できます。料金は数千円〜数十万円と幅広く、依頼内容や作風で決まります。連絡の取りやすさや修正回数、納期の合意などを明確にしておくとトラブルが減ります。事前にポートフォリオを確認し、過去の実績や得意ジャンルをチェックしましょう。

制作会社や事務所に頼むときの料金

制作会社や事務所に頼むと体制がしっかりしており、大規模案件や複数工程が必要な場合に安心です。料金は個人より高めになりがちですが、ディレクションやスケジュール管理、品質保証が受けられます。契約書や納品物の権利範囲をしっかり確認してください。

クラウドソーシングを使う際の注意点

クラウドソーシングは多様な提案を受けられる反面、低価格提案では品質や権利処理に問題が出ることもあります。提案の中身、過去の評価、ポートフォリオを慎重に見て選ぶことが重要です。契約内容や支払い条件、納品データの形式を事前に明示しておきましょう。

見積を比較するためのチェック項目

見積もり比較の際は以下をチェックしてください。

  • 使用範囲(媒体・期間・地域)
  • 修正回数とその条件
  • 納品形式(解像度、レイヤー有無)
  • 著作権・ライセンスの扱い
  • 納期とスケジュール

これらを一覧にして比べると、単純な金額比較よりも適切に判断できます。

納得できる料金で発注するために覚えておきたいこと

最後に、依頼してから納品までをスムーズに進めるための心構えと実務的なコツをお伝えします。交渉時のポイントとトラブルを防ぐための注意点を押さえておくと安心です。

まず、用途や想定露出、納期を最初に明確に伝えましょう。これだけで見積もりの精度がぐっと上がります。見積もりは複数から取り、条件が違う場合は比較表を作って差分を確認してください。

次に、修正回数や納品形式を契約書や合意文書に残しておくことをおすすめします。口約束だけだと認識のズレが生じることがあります。支払い条件や納期遅延時の対応も明記しておくとトラブル防止になります。

最後に、価格だけで決めず、ポートフォリオや相手の対応、実績も重視しましょう。安さを優先して品質や権利処理で不都合が出ると、結局コストが増えることがあります。適切な情報共有と合意形成で、満足できる発注につなげてください。

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この記事を書いた人

VTuberって、思ったより気軽で、だけど想像以上に奥が深い。このブログでは、はじめの一歩を踏み出すための情報を、やさしく・楽しく届けています。機材や撮影・配信の話も、ゆるっと紹介しているので、気楽に読んでみてくださいね。

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